石油化学産業専門紙  石油化学新聞      

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2000年10月以降の新聞見出し
平成17(2005)年6月20日付の紙面  発行所 株式会社石油化学新聞社
第4449号(毎週月曜発行、火曜に更新)  東京都千代田区神田岩本町2番地
  

  • ジャパンエポキシレジン、環境対応で付加価値化 新骨格の難燃封止用など
  • 汎用樹脂アジア市況、先安感薄れ上昇気配 一部は既に反発
  • 東レ、エアバック基布をチェコで生産 コストは西欧の3分の1
  • 三菱レイヨン、MMAで英社と提携 米とシンガポールに新設備
  • ダイセル化学工業、酢酸セルロースを中国で着工
  • 新日本石油化学、プロピレン、キシレンなど仙台で増産
  • JCII、新会長に内ケ崎功氏
 
 三井化学 藤吉健二氏
  • 04中計の達成に全力
  • 将来のビジョンもしっかりと
  • 機能性材料分野の成長テンポを向上
  • 「本質で考えより機動的に」
 メーカ4社の事業戦略
 メチルメタクリレート(MMA)の需要が好調に推移している。透明性や耐候性など独自の特徴が評価されて、自動車、電気・電子、建材、雑貨など幅広い分野に採用されている。とりわけ、近年成長が著しいのが液晶導光板に代表される光学用途。パソコン、液晶テレビ、携帯電話などIT関連の製品にとって、MMAはなくてはならない材料になっている。旺盛な需要を反映して、新増設計画も活発に打ち出されている。とくに、日本のMMAメーカーはモノマーの製造においてC4留分を原料とする直酸法技術を保有しており、アセトンシアンヒドリン(ACH)法が主流の海外勢に比べて、有利なポジションにあると言われる。アジア市場がMMAの成長を牽引していることも、日本のメーカーにとって好材料で、MMA事業を重点事業の一つに位置付けている企業も多い。積極投資と相まって、日本のMMAメーカーの世界市場におけるプレゼンスは今後一段と高まっていくことは、間違いないだろう。モノマーからポリマーまでの一貫メーカーである旭化成ケミカルズ、クラレ、住友化学、三菱レイヨンの四社を取材し、事業の現状と今後の展開を紹介する。

住友化学
  • シンガポールを大幅拡大
  • 高機能品 開発・育成にも拍車

三菱レイヨン
  • 米とアジア モノマー新設を計画
  • 規模、収益とも世界ナンバー1に

旭化成ケミカルズ
  • モノマー設備 アジアに2基新設へ
  • ポリマー10万トン規模に拡大

クラレ
  • ポリマー化率向上を加速
  • 加工度高い部材開発に力
 
  • チバ・スペシャリティ、「環境」で年8%成長維持 
    コーティング機能材、プラスチック添加剤軸に業容拡大
  • 東レ・ダウコーニング、新型シーラント開発
  • カネボウ、樹脂事業一部譲渡先が決定 A−PETなどは対象外
  • 帝人化成、検疫くん蒸剤値上げ 20%アップ
  • ダウ、スミソニアン博物館にDNA発酵槽を寄贈

  • 三井化学、PPスパンボンド値上げ交渉加速
  • 経済産業省製造産業局化学課まとめ、エチレンセンター11社の石油化学部門収益推移 収益とも大幅アップ、16年度実績経常益率は6.2%に
  • 中央化学、省資源型トレー発売 コスト削減にも寄与
  • 日本スチレン工業会まとめ、SMとPS需給実績
  • 旭硝子、
    E&E事業本部を新設 2010年度に2000億円目指す 
    HDDガラス基板算入シェア20%狙う

  • 東洋紡、「ダイニーマ」拡販に拍車 
    強度高めた新銘柄も投入 FRCなど新規用途も開拓
  • JSR、S−SBR年産4万5千トンに増強 高性能タイヤ向け
  • ユニチカとNECが共同開発、携帯電話筐体用バイオプラ 石油系原料ほぼゼロ
  • 5月の塩ビ生産出荷、前年の反動で高い伸び
  • 中央化学、騎西に展示場開所 新製品使用例を提案
  • 福澤文士郎・日本ソーダ工業会会長「環境、安全に注力」
<上>
帝人ポリカーボネート・チャイナ                 
 帝人化成の全額出資子会社「帝人ポリカーボネート・チャイナ(略称TPC、隅谷浩二董事総経理)」は、中国浙江省嘉興市乍浦開発区で、ポリカーボネート樹脂(PC)の新工場(1系列年産5万d)を完成、27日に竣工式を行い、操業を開始した。中国のPCは年間50万dを超える大型市場に拡大し、なおも急成長を続けている。すでにTPCは2号機の増設も決定、06年12月稼働予定で倍増の10万d体制とする計画。他社に先行して強固な供給体制を確立し、主戦場とされる中国市場でのプレゼンスを高める
  • PC中国初の重合設備稼働
  • 年産5万トン 即フル稼働体制へ
  • 06年12月稼動で2号機増設も
  • 上海万博までに投資分は回収
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