発行所 石油化学新聞社
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  プロパン、LPガス専門紙 ・ 1955(S30)年2月創刊
  2013年1月21日(月曜)  第3011号(平成25年)
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LPガスの歴史を機器ごとにまとめました 2000年10月以降の見出しをご覧下さい
今年で発刊46年目 LPガスの統計資料を網羅  LPガス法解説
 

 

            
< 総合版 >
新刊書籍のご案内
 < 首都圏版 >
  • エネルギー安全保障は「分散・多様化が本命」LPガスの優位性を強調
  • 年後半頃からCP値決め変更の可能性も シェールガス依存には疑問
  • 伊勢崎液化、重油燃転で自動車部品メッキ工場にLPガスボイラー納入
  • セントラル、ガス機器を再強化へ 太陽光は今期9.1メガワット見込み
  • TOKAI、事業領域・商圏を拡大 水顧客は4〜5年で20万件へ倍増視野
節電、ガス体エネルギー、GHPとコージェネ
<地方版>
 
< 住 設 ・ 新 技 術 >
  • S&R、Web請求サービス活用を提唱 合理化や囲い込みに効果
  • 東洋計器、自社工場に太陽光発電を増設 合計220キロワット規模に
<2013ガス機器メーカーの戦略>
  • 新コスモス電機=警報器リメイク運動に新機種で推進に協力
  • ノーリツ=全社一丸で価値工場へ
  • パーパス=新エネ商材を開発・拡販
GHPとコ・ジェネ版/ 新エネルギー版
第18回GHP・マイクロコージェネ販売事例論文コンテスト 入選者 発表

GHP出荷実績
 H24年2Q
先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情 報>
以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです
日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから
  • 1月14日(月)
    * 休日の為休刊
  • 1月15日(火)
    * リンナイ、エコジョーズ業界標準化の完遂を重点
    * 記録的な積雪と寒波、厳しい自然と共存する道業界
  • 1月16日(水)
    * 非常時のプロパン・エア発生装置に保安法を適用 経産省が見解示す
    * 12月末LPガス市況速報、10立方m7,500円に値上がり
  • 1月17日(木)
    * LPガス補正予算・概算要求総額485億円に増額 バルクやLPG車の補助金復活
    * 高知エネルギー、津波に備え高圧受電設備を中2階に移設
  • 1月18日(金)
    * 全国LPガス協会、3カ年の「需要開発推進運動」展開
    * 茂木経産相、新たなエネルギー基本計画の検討は別組織で
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    プロパン・ブタンニュースは昭和29年の創刊以来LPG業界とともに歩んでまいりました。
    創刊より半世紀を経、創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。
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2013(H25)年
1月21日(月曜)
第3011号

PBN2013.1.21-01


25年度概算要求24年度補正予算
LPG関連は485億に
中核充填所に67億円計上 33都府県を整備

 国の24年度補正予算、25年度予算概算要求で、LPガス関連予算は24年度予算と比べて134億円多い485億円となった。中核充填所の整備を全国一斉に進めたり、災害対策バルク補助金やLPG車補助金を復活させたりするために補正予算を80億円近く計上。概算要求でも、国家LPガス備蓄基地の完成を見込み基地管理費を積み増した結果、大幅な予算増となった。


PBN2013.1.21-02


ing LPガス事業を4月分社
エネクス関東と共同経営

 ingコーポレーション(本社・鴻巣市、竹澤裕信社長)と伊藤忠エネクスホームライフ関東(本社・東京、糸山正明社長)は18日、ingのLPG事業の共同経営について基本合意書を締結したと明らかにした。ingのLPガス事業を4月1日に新設会社分割により分社し、分社したLPガス事業会社イングエナジーを資本提携でingと伊藤忠エネクスHL関東が共同経営する。
 新会社イングエナジーの概要は▽資本金=5千万円▽本社所在地=埼玉県鴻巣市逆川1−1−29▽主な事業内容=LPガスの製造・販売業務、高圧ガス容器の検査業務など▽従業員数=106人(予定)など。


PBN2013.1.21-03


エネ基本計画の検討は別組織で
茂木経済相

 茂木敏充経済相は15日の閣議後記者会見で、エネルギー基本計画の改正について「(検討)組織はこれまでとは違ったかたちで考えている」と述べ、民主党政権下の基本問題委員会の議論を踏襲しない考えを示した。また「スケジュールは未定だが早々にこの問題に取りかかりたい」とも語った。
 原子力発電の取り扱いを巡り、現在の自民党政権と民主党政権では姿勢が異なる。このため、「原発ゼロを目指す」という閣議決定の下で議論していた基本問題委員会の各種素案が見直されることは必至だ。ただLPガスを分散型エネルギーや災害対策といった観点から普及促進していくという側面で、両政権で対立軸は見られない。このため新しいエネルギー基本計画の検討段階でも、LPガスは一定の存在感は確保する見通しだ。


PBN2013.1.21-04


3・11あのとき私は J
濱名俊一・平将人さん(アストモスガスセンター福島原町営業所)
「津波が来たようだ」
揺れの被害軽く 徐々に増す深刻さ

 南相馬市原町から国道6号線を南下し、福島第1と第2原発を過ぎ、いわき市方面を配送してまた南相馬市に戻る。平将人さんはそういうコースでバルク配送をする日が週に2日ほどあった。この日がそうだった。
 最初の充填先は楢葉町の工業団地、その後いわき市で充填作業をし、帰りに広野町の工業団地で充填して戻るのがいつものパターン。最後の充填先の広野町に行く前に、いわき市の阿部商事いわきLPG充填所でバルクローリーにLPガスを受け入れるのもいつものことだった。
 平さんがローリーのそばで、受け入れ作業が終わるのを待っていると、阿部商事の従業員の携帯電話が鳴った。緊急地震速報だった。作業員は「止めるよ」と行ってポンプを停止させた。それと同時に足下が激しく揺れた。平さんは立っていることができなくて地面に座った。充填所のブロック塀が壊れ止めてある乗用車の上にブロックが落ちるのを見た。
 揺れが収まった。確かに大きな揺れだったが、「普通の地震だ」と平さんは思った。予定通りに広野町の工業団地に充填に行くことにした。今日、行かなければ、いずれすぐ充填しに来なければならないとの頭もあった。
 受け入れ作業は途中だったが、広野に充填するには十分な量が入っていた。阿部商事の従業員に声を掛けて充填所を出た。停電もなく信号機は動いていた。道路状況は普段と変わらなかった。平さんは広野に向けバルクローリーを走らせた。
 濱名俊一さんが地震に遭遇したのは、営業所の事務所の中でパソコンに向かっているときだった。事務所にいた男性社員がとっさに壁の緊急遮断弁のスイッチを押した。濱名さんは椅子から立ち上がったまま動くことができなかった。窓の向こうでは、ストレージタンクを囲む配管が激しく揺れていた。
 収まると濱名さんは外に出て充填設備に異常がないか点検してまわった。プラットホームには約150本の容器があったが、そこから落ちた容器は1本もなかった。プラットホーム上で空容器を中心に20本程度倒れていた。それらにバルブの損傷などもなかった。
 事務所のテレビは大津波警報が出ていると告げていた。しばらくして、三陸地方のどこかの町に津波が押し寄せる映像が流れた。そのテレビの映像が突然消えた。このとき初めて停電になった。
 営業所は東北電力原町火力発電所のすぐ近く、海岸から2`bの距離の高台にあった。事務を務める女性社員の自宅は海岸の近くだった。地震後間もなくしてこの彼女の家族が近所の人を連れて営業所に避難してきた。
 女性社員の夫は自宅が心配で海岸の様子を見に外に出ていた。彼が営業所に戻ってきて言った。「津波が来たようだ」
 この日、配送に出ていたのは6人。3人は営業所に戻ってきたが、3人はまだだ。彼らとは連絡が取れない。(続く)


PBN2013.1.21-05


エコア
新エネ複合提案推進
高効率機器・燃転・保安に力

 エコア(本社・福岡市、本門俊一社長)は11日、福岡市のホテル日航福岡で開いたグループの賀詞交歓会で▽高効率機器の普及▽新エネルギーとのベストミックス▽LPガスへの転換▽保安レベル向上の重点施策を明らかにした。「変貌する市場環境にいかに機敏に、しなやかに対応できるかが大切だ。努力を重ね他よりも先を行く力強いグループを目指す」(本門社長)構え。


PBN2013.1.21-06


実行力発揮飛躍の年に 2013九州LPガス業界人賀詞交歓会
ガスで快適節電 エネミックス推進

 九州・沖縄の業界トップが系列を超え一堂に会する「九州LPガス業界人賀詞交歓会」が10日、福岡市のホテル日航福岡で開かれた。九州・沖縄から約260人が参集した。主催者あいさつで秋元耕一郎・九州ブロックLPガス協議会会長は「一丸となって本年を飛躍の年にしよう」と好機拡大へ奮起を促した。3・11を契機に、分散型で災害にも強いLPガスへの期待は高まり、長引く電力不安は消費者の節電志向を加速させた。4月の電力値上げを追い風とし、エネルギーミックスを推進できるか。各社の実行力と環境変化への対応力が問われる2013年がスタートした。


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