プロパン・ブタンニュース2008/7/14

	２００８年７月１４日（月曜）
	第２７８５号（平成20年）

総　合　面

洞爺湖サミット開く　ＣＯ2を2050年までに半減
生かされた道業界の結束　ＬＰガス、広がるビジネス領域
大災害に備え6割が相互応援希望（全卸協調査）
Ｇライン石川、家電量販店のチラシを不当表示で公取委に申告
ＬＰガス利用の「ゼロエミッションハウス」を世界に発信
＜世界の記者たちは“エコ”?＞

首都圏版

生き残りへ新事業模索　全国ミツウロコ会が経営者セミナー
経済産業省、柏崎原発停止で今夏も節電呼びかけ

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地方版

北海道＝洞爺湖サミット開く
東北＝リンナイ東北、販売店の提案活動支援で「デリシア体感フェア」展開
東北＝ＬＰガス郡山大学、第1回講座は「炎の料理訴求ノウハウ」
中部＝品川ハイネンが料理家と食育展開
中部＝Ｇライン石川、Ｓｉコンロの愛称を「エコンロ」と命名、主婦宣伝隊編成へ
近畿・四国＝ＣＯ2排出係数「火力平均で統一を」ＧＨＰフォーラム大阪
近畿・四国＝＜あきんどネット＞油藤商事＝互助精神が業界を強く
中国＝鳥取県協西部、「エコジョーズ販売コンンペ」決起大会開く
中国＝夏のガス祭り真っ盛り　地域単位で着実に成果
九州＝ＩＨ下取りで台所奪還！　大分県協が8月からキャンペーン
九州＝久留米市ガス、西部ガスと地元業者が継承へ

＜特集＞2008年度主要グループ販売戦略

０８年度　主要グループ販売戦略

アストモスエネルギー＝“安心、感動、エコバリュー”高らかに
新日本石油＝住宅用総合システム、2010年度商品化を目標
三井丸紅液化ガス＝「地球を守り共に繁栄」環境対応もトップクラス
コスモ石油ガス＝「パートナーガス」へ環境・効率・保安に全力
ジャパンエナジー＝顧客視点で安全性最優先
伊藤忠エネクス＝収益拡大と囲い込みでリフォーム、クレジットカードに力

住　設　供　給　機　器 / 新　技　術

昭和シェル石油、アルバックとＣＩＳ太陽電池を開発へ
東洋計器のチラシが「もったいない」切り口に人気

ＧＨＰとコ・ジェネ版
２００８全国縦断ＧＨＰフォーラムの詳細はこちら（ＰＤＦ）

ＧＨＰ出荷実績
20年第一四半期
過去データー掲載中

私たちはこうして売った！
秀作論文集ＣＤ－ＲＯＭ、好評発売中。

第１３回ＧＨＰ販売事例論文コンテスト受賞者一覧はこちら

＜先週の日刊プロパン・ブタン情報＞以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです。日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから
7月7日(月) * 昭シェル、アルバックとＣＩＳ太陽電池量産技術を共同開発へ * しなねん商事がカーボンオフセットＬＰガス販売 7月8日(火) * 6月末市況速報、10?は前月比２２円髙 * ラルゴハウス、全電化との選択方式もガス住宅が人気 7月9日(水) * ＴＯＫＡＩ今期業績、純利益4.2倍増の22億円に修正 * Ｇライン石川、公取委に家電量販店の不当表示を申告 7月10日(木) * 洞爺湖サミット、世界全体の温室効果ガス排出量50％削減で合意 * 日協が業務用調査、施主は設備設計事務所の提案重視 7月11日(金) 《データ・ファイル7月号》市況編 ◇ＬＰガス価格の推移（ＦＯＢ・ＣＩＦ価格等） ◇全国主要都市のＬＰガス１０?小売価格推移 ◇20年5月末現在のオートガス市況調査 ◇小売店へのＬＰガス卸売価格と分布状況需給編・需要編 ◇ＬＰガス需給実勢の推移 ◇20年4月、5月需給実勢供給機器編・その他 ◇20年度ＬＰガス供給機器生産実績 ◇20年5月度溶接容器生産本数 ◇20年ＬＰガスバルク貯槽生産推移 ◇20年度マイコンメーター生産推移 ◇20年度ＬＰガス用警報器検定・検査合格数 ※新設住宅着工戸数の推移消費機器編 ◇20年5月度の主なガス機器検定検査 ◇クッキングヒーターの国内出荷台数 ◇家庭用ヒートポンプ給湯器（エコキュート）の国内出荷台数競合エネ編・その他 ◇20年5月度の全国都市ガス販売量 ※20年3月末現在全国ＬＰＧ自動車台数《業界日誌》

＜先週の日刊プロパン・ブタン情報＞
以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです。
日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから

7月7日(月)
* 昭シェル、アルバックとＣＩＳ太陽電池量産技術を共同開発へ
* しなねん商事がカーボンオフセットＬＰガス販売
7月8日(火)
* 6月末市況速報、10?は前月比２２円髙
* ラルゴハウス、全電化との選択方式もガス住宅が人気
7月9日(水)
* ＴＯＫＡＩ今期業績、純利益4.2倍増の22億円に修正
* Ｇライン石川、公取委に家電量販店の不当表示を申告
7月10日(木)
* 洞爺湖サミット、世界全体の温室効果ガス排出量50％削減で合意
* 日協が業務用調査、施主は設備設計事務所の提案重視
7月11日(金)
《データ・ファイル7月号》
市況編
◇ＬＰガス価格の推移（ＦＯＢ・ＣＩＦ価格等）
◇全国主要都市のＬＰガス１０?小売価格推移
◇20年5月末現在のオートガス市況調査
◇小売店へのＬＰガス卸売価格と分布状況
需給編・需要編
◇ＬＰガス需給実勢の推移
◇20年4月、5月需給実勢
供給機器編・その他
◇20年度ＬＰガス供給機器生産実績
◇20年5月度溶接容器生産本数
◇20年ＬＰガスバルク貯槽生産推移
◇20年度マイコンメーター生産推移
◇20年度ＬＰガス用警報器検定・検査合格数
※新設住宅着工戸数の推移
消費機器編
◇20年5月度の主なガス機器検定検査
◇クッキングヒーターの国内出荷台数
◇家庭用ヒートポンプ給湯器（エコキュート）の国内出荷台数
競合エネ編・その他
◇20年5月度の全国都市ガス販売量
※20年3月末現在全国ＬＰＧ自動車台数
《業界日誌》

　　ご希望の方に見本紙をお送り致します。
　　　　プロパン・ブタンニュースは昭和29年の創刊以来ＬＰＧ業界とともに歩んでまいりました。
　　　　創刊より半世紀を経、創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。
　　　　　ＬＰガス業界で高い支持を頂いてるプロパン・ブタンニュースを読んでみませんか？
　　　　ｅ－ｍａｉｌ　　もしくはファクシミリにてご連絡下さい。

	２００８（Ｈ２０）年
	７月１４日（月曜）
	第２７８５号
PBN2008-07-14-01 環境技術、投資増やし商業化洞爺湖サミット開く　第３４回主要国首脳会議（Ｇ８、北海道洞爺湖サミット）が７～９日、北海道・洞爺湖町の「ザ・ウィンザーホテル洞爺」で、福田康夫首相の議長のもと開かれた。８日のＧ８会合では世界経済、環境・気候変動、開発・アフリカ、政治問題を主要議題として、Ｇ８首脳による議論が行われた。この中で「現状に比して」（福田首相）２０５０年までに世界全体のＣＯ２など温室効果ガス排出量５０％削減の達成目標を定め、国連気候変動枠組条約の全締約国と共有・採択することを求めることで合意した。この合意は、環境性能に優れるＬＰガスにとって追い風となる。 PBN2008-07-14-02 生かされた道業界の結束ＬＰガス　広がるビジネス領域　北海道洞爺湖サミットが９日閉幕した。当初、地元ＬＰガス業界が心配したのはサミット期間中の交通規制などによって、ＬＰガス供給や緊急時対応に支障が出ないかであった。北海道ＬＰガス協会胆振支部事務局によると、ＬＰガス供給はサミット期間中を避けて前倒しで行い、緊急時対応については車両番号を登録するなどして本番に備えた。　洞爺湖温泉に拠点を構える藤兼金物（本社・洞爺湖町、藤兼久雄社長）の藤兼義祐専務は「胆振支庁からの立ち入り検査や警察・消防などへの提出書類など時間が割かれることが多かった。配送は前倒しで行い、緊急時には系列を超えて地元で協力し合う体制ができていた。２０００年の有珠山噴火の苦労を教訓に、その以降は協力体制ができており、業界自体がまとまっている」と話した。 PBN2008-07-14-03 Ｇライン石川不当表示で公取委に申告「１００満ボルト」のチラシなど　石川県ガス体エネルギー普及促進協議会「Ｇライン石川」（森田長重会長）はこのほど、地元の家電量販店「１００満ボルト」を運営するサンキュー（本社・福井市）がオール電化商品を掲載した際に、景品表示法に基づく不当表示があったとして、５月９日に公正取引委員会に対し申告書を提示したことを明らかにした。また、同量販店などに対しデータを提供したとして、北陸電力やその子会社の北陸電力リビングサービスに抗議することも決め、今月中にも申し出る。チラシなどでガス料金を不当に表示されたとしている。 PBN2008-07-14-04 ゼロエミハウス　世界に発信日本の環境技術　ＬＰガスを利用　経済産業省は５～９日、留寿都村の国際メディアセンター（ＩＭＣ）屋外駐車場に先端技術を備えた近未来型エコ住宅「ゼロエミッションハウス」を展示した。　北海道洞爺湖サミットの取材で世界から集まった報道関係者などを対象に、エネルギー・環境技術をはじめとした日本の優れた技術を発信した。共催は新エネルギー・産業技術総合開発機構、産業技術総合研究所、新エネルギー財団。　ゼロエミッションハウスは高い耐震性能・断熱性能を実現した工業化住宅（鉄骨造）を採用し、「新エネルギー」「省エネルギー」「環境技術」の３つの技術を結集した。施設面積約２８０平方㍍（住居側・約２００平方㍍、足湯コーナー側・約８０平方㍍）。　目玉は、家庭用燃料電池（エネファーム）を利用した足湯コーナー。新日本石油（ＬＰガス仕様、灯油仕様）、東京ガス（都市ガス仕様）の３台の家庭用燃料電池を用いて３７度Ｃのお湯をつくり、多くの来場者が快適な足湯を満喫した。発電では照明などの電力を一部賄い、モニターで発電電力、発電効率、総合効率、ＣＯ２削減率など運転状況を伝えた。 PBN2008-07-14-05 世界の記者たちは“エコ”？　本紙の洞爺湖サミットチームは報道拠点となる国際メディアセンターが設置されたルスツリゾート（北海道留寿都村）まで札幌市内から路線バスで通った。距離は７５㌔。片道約２時間を要する。路線バスは札幌市内を抜け、「札幌の奥座敷」として知られる緑豊かな定山渓温泉を経由し、国道２３０号線を留寿都村へ向けてひた走った。留寿都村も近い喜茂別町を過ぎたあたりからは警察による検問ポイントが増え、途中からは警察官が路線バスに乗り込んで一緒に移動するほどの警戒ぶりだった。　メディアセンターに到着した報道陣が最初に受けるのが厳重なセキュリティーチェックである。金属探知、荷物チェックなど空港以上の厳戒態勢がとられた。最終日（９日）の福田康夫首相の議長総括会見の会場では、さらに厳重なチェックを受けた。鞄の中身をすべて出され、記者が所有していた歯磨き粉や目薬は没収されてしまった。　報道陣は入り口のセキュリティーチェックを通過すると、プレスキットを受け取る。中身は室内の照明でも駆動するクリーンエネルギー発電システム「エコ・ドライブ」機能を搭載した腕時計、軸・キャップに間伐材を使用したボールペン、マイはし、リバーシブル風呂敷と使い方ＤＶＤのセット、充電式電池「エネループ」など１１点。エコに配慮した内容となっているものの、ＩＣレコーダーや琉球衣装を着た「リカちゃん人形」などが入ったキットが配られた２０００年の九州　・沖縄サミット同様「豪華すぎる」との声が上が　った。これも「おもてなしの心」を大切にする日本人の文化であろうか。　メディアセンターには世界各国からの報道陣が集まり、さまざまな言語が飛び交うなか、各国首脳の一挙手一投足に右往左往した。　時差に対応するため、メディアセンターは２４時間稼働。報道陣向けのレストランや軽食コーナーも２４時間営業でフル回転した。原則プレス用のＩＤカードを掲示した人間は施設内の飲食を無料で使用することができる。和洋中の本格料理を堪能できるので、多くの報道陣で賑わった。　センター内には共用の作業用デスクが５７０席設けられた。記者もデスクを拠点に取材活動を行うつもりでいたが、すべてのデスクは大手マスコミが張り紙で占拠していた。まるで花見の場所取りである。仕方なく記者は床に座り込み、ノートパソコンを広げて仮設のデスクを作り、作業を行った。　メディアセンターの建設にあたっては、建材、工法、使用機器など可能な限り３Ｒ（ごみの発生抑制、再使用、ごみの再生使用）を実行した。環境技術（太陽光パネル、壁面緑化、雪冷房、間伐材など）を採用しているが、実際にセンター内で作業をする記者たちの行動が「エコ」であったかは、はなはだ疑問が残る。　軽食コーナーの食糧はデスクに持ち込むことができたが、食べ残しが散見された。また、作業に使用するパソコンの電源は常に入れたままの状態のものが多かった。　いくら環境に配慮した立派な建物を作っても、中にいる人間、しかも報道に携わる者が環境に対して意識が希薄なら、環境サミットの別名を持つ洞爺湖サミットの意義も薄らぐということだろう。（本社編集部記者・河野博） PBN2008-07-14-06 炎の料理訴求ノウハウ郡山大学、第１回講座　福島県ＬＰガス協会郡山支部（櫛田忠夫支部長）は６月１７日、恒例の研修プログラム「ＬＰガス郡山大学」の１回目の講座を実施。東京ガス「食」情報センター主幹の小西雅子氏を招き、食育を通じたガス推進について研修した。　小西氏は「ガス会社が取り組む食育活動」と題し、子供料理教室や学校の家庭科の授業を支援する取り組み、食育イベントへの参加など、東京ガスが行っている「炎の料理訴求のために実施している食育活動」の内容を披露した。このほか、パロマ東北支店郡山営業所の松永光政所長がエコジョ　ーズについて説明し、その提案の仕方を紹介した。 PBN2008-07-14-07 品川ハイネン料理家と食育展開４会場に主婦招待　Ｓｉコンロで料理実習　品川ハイネン（本社・金沢市、澤志郎社長）とハイネン連合会は、地元の著名フードナビゲーターと提携し、県内四カ所で主婦を対象に食育セミナーを展開している。第１弾は６月２８日、珠洲市のラポルトすずで、約４０人を集めて「炎の料理でデモンストレーション」をテーマに開いた。今後は金沢、小松、羽咋で開催する。 PBN2008-07-14-08 ０８年度　主要グループ販売戦略　北海道洞爺湖サミットが９日閉幕し、先進国首脳は２０５０年にＣＯ２排出量の半減目標を共有するとした宣言を発した。ライフサイクルアセスメント（ＬＣＡ＝生産から消費まで全過程で生じる環境負荷評価手法）において、環境負荷が天然ガスと同様に小さいと評価されるＬＰガス。首脳宣言を待つまでもなく、地球温暖化問題に即戦力で応えられるエネルギーがＬＰガスである。本紙は毎夏恒例のＬＰガス主要元売・卸売グループの販売戦略特集０８を企画したが、各グループは地球温暖化にＬＰガスで大いに応えていこうと、一段と声を大きくして、地球に課せられた挑戦にグループ各社の積極的な参加を促している。戦略の主要ポイントをまとめた。 PBN2008-07-14-09 エコジョーズ販売コンペ１０００台達成へ決起大会鳥取県協西部支部　日団協支援事業を開始　鳥取県ＬＰガス協会西部支部（安田博孝支部長）は６月２４日、米子食品会館で今年度の事業活動「エコジョーズの販売コンペ（高効率機器普及促進事業）」の決起大会を開いた。同コンペは日本ＬＰガス団体協議会（日団協）が公募した「高効率機器普及促進事業」の支援先に鳥取県協が選定されたことを受け、西部支部が主体となって実施するもの。実施期間は来年３月までで、エコジョーズの販売目標はＬＰガス販売店８７０台、都市ガス（米子ガス）１３０台の計千台。販売店ごとに消費者件数に応じた目標を設定し、目標達成率を競う。 PBN2008-07-14-10 大分県協ＩＨ下取りで台所奪還８月からキャンペ　Ｓｉコンロ普及促進へ　大分県ＬＰガス協会（内田剛会長）は８月１日から３月末まで、ＩＨユーザーを対象に「ＩＨ下取りキャンペーン」を実施する。昨年に続き２回目。下取りを切り口にＩＨクッキングヒーターからガスこんろへの買い替えを促し、電化から台所の奪還を図る。大分県協事務局は「ＩＨからガスに戻ってきた消費者の声を聞き、対策に役立ててほしい」としている。