(2003/11/3プロパン・ブタンニュース)
(おおい・ひろみ=日本海ガスリビング営業部都市ガス営業課/カスタマーアドバイザー) |
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カスタマーアドバイザーとしてカスタマーアドバイザー(CA)として活動をはじめて、三年目になる。 初めてCAデビューしたのは、一昨年(二〇〇一年)の七月に市内ショッピングセンターで行ったガスこんろ(以下ガス)とIHクッキングヒーター(IH)の比較実演だった。内容は、ガスとIHでホットケーキを焼き比べ、ガスはこんがりと焼けIHは焼きムラができるという違いを見てもらい、ホットケーキを焼いている間に、土鍋・耐熱ガラスの鍋・アルミ鍋などがIHでは使えないことを説明したり、IHにラジオを近づけ電磁波が出ていることを説明したり、フライパンを振る動作ができないという説明をしたり。IHの欠点をPRする内容で、時間にすると十五分位だった。 CAとしてデビューする前に、プロの司会者から二度講習を受けた。その時に「台本は暗記し、当日は台本を持ってはいけない」と注意を受けた。台本を手にするとそこに視線がいき、お客様を見なくなるから、というのが理由だ。当時十五名のCAがいたが、みな人前でマイクを持って話すことなど経験のない素人ばかり。 十五分にわたる内容を台本も見ずに笑顔で話すというのは、とても高いハードルだった。当初は、緊張のあまり食欲がなくなったり、寝てもさめても念仏のように台詞を口にしたりという状況でした。 その後、反省会などで、「実演が長すぎお客さまが退屈している」「IHの悪口のようで反応が冷ややか」など様々な意見があり、実演内容もIHの欠点ではなくて、ガスの良さをPRするものに変更した。一八〇度Cに設定してある油の中に、冷凍のポテトを入れ、炎が自動的に大きくなる瞬間を見てもらったり、魚焼きグリルでピザトーストを焼いて試食してもらったりと、温調機能の説明、グリル活用方法、安全面のPRを中心にした。 また、ショッピングセンターも地域によって客層が違うので、小さな子供連れの若い世代が多い地域では、実演の最中に子供が退屈しないように、“ピエロと遊ぼうクイズ大会”とクイズ大会形式にし、クイズ大会の前にはピエロがショーを行い子供たちに風船を配り、集客の工夫をしている。お客様にも楽しんでもらっているようだ。 しかし、電化攻勢が激化する中で、常にお客様が飽きないような実演を見てもらうためには、現状で満足していてはいけない。そんな思いから、十月三十日からの「ガス展2003」では、新しい企画を実行した。 |