(2003/10/20プロパン・ブタンニュース)
(なかやま・よしこ=新日本石油ガス販売部需要促進グループ) |
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今年はどこに行こう?毎年夏期休暇の時期になると、頭の中で世界中の国の名前が駆け巡る…。旅行ガイドブックを眺めたりインターネットで検索してみたり。「北米?ヨーロッパ?それともアジア?」と、まだまだ行ってみたい国はたくさんある。しかし結構悩む割には、決まってしまうと他の国のことはもう頭の中から消えてしまうのだから不思議なものだ。 そんな私も、ここ何年かはヨーロッパ各地を旅行することが多い。島国日本と違い各国が陸続きであるため、国境を越えた途端にそれまで見ていた景観がガラッと変わり、街並みやそこに住む人々の生活ぶり、そして文化も一変する。日本に生まれた者にとっては未知なる貴重な体験である。 行き先はどこであれ、自分の知らない土地へ行くというのは本当にワクワクするものだ。きっと旅行の時は五感がフル回転していて、視覚や味覚はもちろん、嗅覚、聴覚、触覚が鋭くなり、いろいろなことを感じることができるからだ。 おそらく普段の生活の中でもこれらの五感は働いているのだろうが、こういう時に感じたことというのは、一番研ぎ澄まされた感性で捉えられたものだから比べ物にならない。 日常の慣れ親しんだ環境でも、その感性を大切に生活を営んでいけたらいいのだが…。 ところで、異国の地を訪ねる時に心していることがある。それは「私は日本人の観光客である」ということだ。 自分を含め当たり前のことをつい忘れてしまい、痛い(辛い)思いをした人も多いだろう。「安全」や「時間」に対する観念、「歴史」や「宗教」に関してのタブー等。どの国を訪問しても、相手の国、そして人々を尊重するというマナーさえ忘れずにいれば、きっと想い出に残る楽しい旅行ができる。 事実、私の心の中の宝箱には、いくつもの素晴らしい想い出達がぎっしり詰まっている。だから旅はやめられない! さて今年はどこに行こうか…。 |