石油化学新聞社は今年55周年
2009年12月21日(月曜)
第2858号(平成21年)
  「今」を伝え「明日」を語る
総 合 面

LPガス会社年鑑
好評発売中



LPガスシンボルマークステッカー好評販売中



LPガス資料年報
好評発売中

  • 本田技研、エコウィルの高効率機を2011年に投入へ
  • 小売価格、年明けにも値上げか CP高で立方20〜30円
  • 三井丸紅液化ガスが新ブランド「GLOBE」立ち上げ
  • <2009年LPガス業界10大ニュース・本紙選定>
     @ ガスなら可能、低炭素社会実現に全力
     A JX誕生、アストモスとJA全農も提携検討
     B 市場低調もサウジCPは4カ月続伸
     C 矢崎は超音波、リコーは環境型、メーター新時代
     D LP協スタート、新体制で強固な業界目指す
     E 行政刷新会議、業界関係も厳しい判定
     F 販売事業者数が減少、3月末で2万3100者に
     G LPガス事故200件台で高止まり
     H 改正特商法施工、消費者庁もスタート
     I 岩谷とセントラル、ニチガスに取引停止通告
     番外編
     @ 政権交代、自民党対策議連も議席減
     A 猛威振るう新型インフルエンザ
     B 「今を伝え明日を語る」、石油化学新聞社が創立55周年
首 都 圏 版
地 方 版
  • 北海道=道協道南支部、ガスの良さをバスの車体広告でPR
  • 東北=東北昭シェル会、人材育成認定と拡販キャンペーンで大成果
  • 中部=愛知県協東三河、Siコンロ253台を地元33中学に寄贈
  • 中部=丸八(魚津市)が富山県からが巣業界初の環境賞を受賞 エコ活動を評価
  • 近畿・四国=北嶋・伊丹産業社長の黄綬受章祝賀会盛大に
  • 近畿・四国=<09近畿四国業界10大ニュース>
  • 中国=「プロパンダ」好調展開 広島ガスグループのイベント定着
  • 九州=福岡県協が太陽光ラッピング車に助成 LPガスとのベストマッチをPR
  • 九州=<変化への挑戦>ダイプロ社長・山田耕司氏=ベストミックス提案力磨く
特 集 記 事

  • <栃木県特集>地域に密着、次代へ
    * 工夫凝らし需要開拓 機器提案は環境対応がカギに
    * 後藤プロパン商店=eco検定の知識フルに、家の「お困り事」解決
    * 石崎燃料=床・浴暖で電化阻止 地元に役立つ顔作り
    * 壬生町液化ガス販売=ガス基本に新エネも 電化生活、若年増への浸透重視
    * JAエルサポート=新施策でニーズに対応 W発電商品化急ぐ
    * <有力事業者わが社の戦略>
住 設 供 給 機 器 / 新 技 術
GHPとコ・ジェネ版          GHP出荷実績H21年第2四半期 
  • <GHPコンソーシアム第23回総会>
  • 普及促進へ環境性能を協力PR、関連業界が密接に連携へ
  • 新理事長・中西誠一氏=団結し難局乗り切ろう
  • <2009年GHP10大ニュース>
    @ GHPのAPFは飛躍的に向上、環境性能でEHPに勝る 
    A WLPGA第1回技術革新賞・山岸氏を祝う会盛大に
    B リニューアル機の出荷比率高まる
    C 国内CDM、火力係数を2年半に限定
    D 学校空調にGHP カメイが普及啓発活動
    E 新型インフルエンザ対策、メーカー各社が対象商品
    F 第15回GHP販売事例コンテスト、特性生かす提案が結実
    G 全国縦断GHPフォーラム「GHP復権への道」「屋上は宝の山」
    H ヤンマーエネ、太陽光発電に参入 GHP、GECと複合化
    I 吸収式、太陽熱による空調の実証開始、東京ガスなど
石油化学新聞社は今年55周年

 第15回GHP販売事例論文コンテスト受賞者一覧はこちら
石油化学新聞社は今年55周年
先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情 報>
以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです
日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから
  • 12月14日(月)
    * LPガス用途別販売量、10月は前年比12.7%減の125万トン
    * 新日石、生涯顧客化に向け4世代ごと戦略立案へ
  • 12月15日(火)
    * 電力分散化とエネルギーの地産地消へ関西低炭素・エネルギー産業構造懇話会が発足
    * 日冷工のエコキュート満足度調査、3割が「高価な買い物」
  • 12月16日(水)
    * エコウィル、本田が高効率型を2011年春に投入
    * 新日石、アブダビ国営石油と原油備蓄基地の貸与契約
  • 12月17日(木)
    * 大阪ガスと積水ハウス、「スマートハウス」の実験開始
    * 先進物流へ、アストモス福島充填所が稼動
  • 12月18日(金)
    * LPガス小売価格、年明けにも立方メートル20〜30円値上げへ
    * 日本側、パプア初のLNGプロジェクトに最終投資決定

  ご希望の方に見本紙をお送り致します。
    プロパン・ブタンニュースは昭和29年の創刊以来LPG業界とともに歩んでまいりました。
    創刊より半世紀を経、創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。
    LPガス業界で高い支持を頂いてるプロパン・ブタンニュースを読んでみませんか?
    e−mail もしくはファクシミリにてご連絡下さい。
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2009(H21)年
12月21日(月曜)
第2858号

PBN2009.12.21-01

エコウィル
本田、2011年高効率機投入へ
デファクト化研会合で報告 家庭用に小型高性能
木は来秋、アイシンもモニター中

 高効率ガス給湯器デファクト化研究会が10日に開いた第4回会合で、メーカーによる家庭用ガスコージェネレーション「エコウィル」の開発状況を報告した。それによると、2003年からガスエンジン発電ユニットを製造・提供してきた本田技研工業が、2011年春の供給に向けて現行機(第2号機)に比べ一段と高性能なエンジンを新開発する。第3号機の開発目標は発電効率26%(現行機22・5%)、総合効率90%(同85・5%)で、奥行き寸法を大幅に低減し小さな敷地にも設置が可能な高効率エコウィルを商品化する。


PBN2009.12.21-02

小売価格
年明けにも値上げか
CP高で立方20〜30円

 サウジCPの騰勢を受け、国内のLPガス小売価格が年明けにも立方b当たり20〜30円の値上げ改定が実施される見通しだ。元売系LPガス販社や大手直売会社によると、昨年末のCP急落とCIF価格の値下がりを受けて4月以降に値下げを実施したものの、再び仕入れ価格が上昇しており、1月検針分の実施を含めて年明けには値上げ改定せざるを得ないとしている。


PBN2009.12.21-03

工場や最新技術
LPガスの“現場”公開
TOKAI、バスツアー

 同社は19年度の構改調査事業で実施した調査の結果、LPガスに対する理解度が低いことが判明したため、20年度の構改支援事業でLPガスの環境性や利便性、最新ガス機器を周知啓蒙するパンフレット「教えてLPガス」、DVD「LPガスってすごい!」を作成した。今回のバスツアーもこの一環で、特にLPガスの安全性について、より周知を深めようと企画した。


PBN2009.12.21-04

GHPコンソーシアム第23回総会
環境性能を強力にPR
普及促進へ 関連業界が密接に連携

 GHPコンソーシアムは4日、東京・日本橋茅場町の鉄鋼会館で平成22年度(通算第23回)通常総会を開いた。改選期に伴い退任する鴇田勝彦会長(TOKAI会長)の後任の第11代理事長に中西誠一氏(ガスター社長)が就任した。今年度は、環境性能を前面に打ち出していく方針で、エネルギーの有効活用と地球温暖化に貢献するGHP・エコウィル・マイクロコージェネの一層の普及促進を目指す。また、技術の振興・共有、情報の収集・発信・啓蒙、普及活動の充実などを通じて、LPガスによる分散型エネルギーネットワーク社会の構築に邁進する。


PBN2009.12.21-05

GHPコンソーシアム理事長
中西誠一氏
あいさつ
団結し難局乗り切ろう
合い言葉「ピンチをチャンスに」

 この度、鴇田前理事長の後を受け、GHPコンソーシアムの理事長を拝命させていただくこととなった。GHPコンソーシアムの活動がLPガス業界の発展につながるよう、微力ではあるが尽力してまいる所存だ。
 リーマンショックに端を発した不況の中にあって、最近ではドバイショックも発生し、日本経済は、まさにデフレの危機に直面しているといった様相を強めてきている。また政権交代が起こったことで、今後の展開が読めない状況であり、まさに世の中は混迷の度を深めているといった状況も示している。
 併せて、投機に起因する原油や資材の乱高下や電化攻勢は、エネルギー産業、特にLPガスや都市ガスといったガス産業に、多大な影響を及ぼしてきた。
 GHPもその影響を強く受け、LPガス・都市ガスを含めたGHPの出荷台数は、ピーク時では4万9千台であったものが、09冷凍年度では2万台を割り込む状況となってしまった。このままの状況で行くと、GHP事業そのものの存続が危うくなる恐れもある。今こそ、LPG業界と都市ガス業界が一致団結してこの危機を乗り切ることが必要であり、そのための橋渡し役を微力であるが努めていきたいと考えている。
 新政権の環境政策、つまりCO
削減政策をガス機器の面から見ると、「高効率機器の設置推進」と「自然エネルギーの活用」といえる。ガス機器のなかの「高効率機器」に代表されるのは、まさにGHPでありエコジョーズに他ならない。「自然エネルギーの活用」とは、ダブル発電であり、太陽光などを活用した熱と電気のベストミックスに他ならない。厳しい環境ではあるが、私どもガス業界が持っている機器とシステムは、十分にこの厳しい環境に対応できるものと考えている。「ピンチをチャンスに」を合言葉に、ご列席の皆さまがともに力を合わせ、この難局を乗り切ってまいろうではないか。
 また、新たな環境政策においては、「導入した機器やシステムが、環境に対してどの程度寄与したか」を、「全日本」ひいては「全世界」のレベルで評価することが特徴だ。つまり、「設置者側の省エネルギー努力が、設置場所ではなく、日本全体のCO
削減にどの程度貢献したか」で評価される。これを「全世界」に拡大した場合は、「排出権取引」につながる。
 こうした意味から、CO
削減量の算定基準は極めて重要であり、その算定の基礎となる一次エネルギーベースでの正当な排出量算定が、大切であると考える。
 また、GHPは冷暖房で使用するため、GHPの導入により削減されるエネルギーは電力が中心となる。一方、電力でも夏場はピーク期間に当たり、ベース電力を賄う原子力発電や水力発電及び新型火力発電所の発電量では不足するピーク時のオーバー分の電力は、CO
発生量の多い石炭火力や旧型火力発電で対応している。GHPによる電力の削減は、それらの石炭火力や旧型火力発電のピーク電力の削減となるため、CO削減量も、自ずからベース電力とは異なり大きな効果を生み出す。
 GHPコンソーシアムとしては、マージナル電源問題などを含め、ガス機器を設置された方のCO
削減努力が、正しく評価されるための啓蒙活動を、引き続き展開していく。


PBN2009.12.21-06

地域に密着、次代へ 栃木県特集
工夫凝らし需要開拓
機器提案環境対応がカギに

 栃木県業界は安定供給と保安の確保を通じて地域社会に貢献し、市場をつくりあげてきた。地球温暖化がクローズアップされるなか、電力陣営が環境性能を売り物に電化を推進するなど、エネルギー市場では“低炭素”や“エコロジー”が重要なキーワードになってきた。県内でも電化ニーズが高まる一方、景気低迷が消費者の節約志向を後押ししている。次世代にどういうかたちで事業を継承していくのか。若手経営者への取材を中心に県業界の今後を展望する。


PBN2009.12.21-07

福岡県協
太陽光ラッピング車に助成
LPガスとのベストマッチPR

 福岡県LPガス協会(寺ア和典会長)はLPガス事業者が太陽光発電を扱える体制があることを一般に浸透させようと、太陽光ラッピングカーの導入支援を開始した。平成19年からSiコンロラッピングカーを対象としてきた助成金制度の適用範囲を広げたもの。すでに、九州新日石ガス福岡支店、テックホームガス、南部プロパンが制度を利用し太陽光ラッピングカーを走らせている。


PBN2009.12.21-08

スマートハウス
実証実験をスタート
大ガスと積水ハウス W発電と蓄電池設置

 大阪ガスと積水ハウスは14日、家庭用燃料電池と太陽電池を組み合わせたダブル発電に蓄電池も合わせた「スマートハウス」の実証実験を始めると発表した。機器を情報ネットワークでつなぎ、住宅全体のエネルギーマネージメントを最適化する。
 ホームサーバーと、メーカーが異なるさまざまなエネルギー消費機器や計測機器(メーターなど)、燃料電池、太陽電池、蓄電池を情報ネットワークで接続し、運転状態を監視、制御する。
 電力消費量の少ない時間帯に、熱が有効利用できる範囲で燃料電池を発電効率が高い定格で運転し、余った電力を蓄電池に充電する。充電した電力は、電力消費量が多い夕方から夜間にかけて放電し住宅内で使用する。
 さらにエネルギー使用状況を常時監視し、使用量が多いとアラームで警告するなど、需要家にタイムリーに省エネ行動を換気する新しいサービスの可能性を検証する。


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