石油化学新聞社は今年55周年
2009年11月30日(月曜)
第2855号(平成21年)
  「今」を伝え「明日」を語る
総 合 面

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首 都 圏 版
  • 「地震に強いLPガス」静岡県協「駿河湾沖地震」調査で判明
  • 東日本ガス・秋のガス展、事前案内と準備が奏功で1万2,420組来場
  • 家庭料理は「ガスの方がうまい」ホテルメトロポリタンの総料理長がガス展で
地 方 版
特 集 記 事
住 設 供 給 機 器 / 新 技 術
  • 韓国ITOが華城市に工場を移転 業容拡大へ来春から稼動
  • 住生活Gの自然暖涼の家などが長期優良住宅モデル事業に
  • 正英製作所、高耐食・施工性実現の金属フレキ「ショーレフ」発売
GHPとコ・ジェネ版          GHP出荷実績H21年第2四半期 
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石油化学新聞社は今年55周年
先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情 報>
以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです
日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから
  • 11月23日(月)
    * 休日の為休刊
  • 11月24日(火)
    * 不合格17%、JLPAのバルク用調整器回収調査結果で判明
    * パロマ岡崎営業所を新設、西三河地域で密着営業を展開
  • 11月25日(水)
    * ガス漏れ発生率は0.005%、「災害に強い」を証明
    * バルクの横綱・サンリン、磐石な供給ネットワークを生かし災害対応用を設置
  • 11月26日(木)
    * 12月CP、プロパン720ドル・ブタン730ドルに上昇 今年最高値を更新
    * 昭和シェル、太陽光発電所建設で新潟県で共同事業
  • 11月27日(金)
    * 「全国JGE会」設立総会開く 根本一彌会長、高井宏康副会長選出
    * LPG車補助金の受付終了、応募殺到し根強い需要反映
  ご希望の方に見本紙をお送り致します。
    プロパン・ブタンニュースは昭和29年の創刊以来LPG業界とともに歩んでまいりました。
    創刊より半世紀を経、創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。
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2009(H21)年
11月30日(月曜)
第2855号

PBN2009-11-30-01


行政刷新会議
エコキュート補助金「廃止」
事業仕分けエコジョーズに波及か
燃料電池「1/3」、太陽光は「見送り」

 国の22年度の事業仕分けをするため、11月24日から始まった行政刷新会議の第2弾は25〜27日、第2ワーキンググループで、経済産業省が担当する事業を集中討議した。第2WGは、経済省が来年度事業として概算要求していたエコキュート補助金を「廃止」、燃料電池補助金を「予算要求の縮減(3分の1程度)」、太陽光補助金を「来年度の予算計上は見送り」とするよう求めた。最も厳しい指摘となる「廃止」とされたエコキュート補助金は、本体価格の低下、低額補助、高額な事業委託費、深夜電気温水器の普及促進になっていることなどが指摘された。経済省側はエコキュートの省エネ効果や日本発の技術ということを主張したが認められなかった。ただ、この評決が事業存廃の最終判断とはならないため、事業存続に向けては大臣など高位レベルでの政治判断の対象となるかにかかっている。


PBN2009-11-30-02


P720ドル、B730ドルに上昇
12月CPともに今年最高値

 サウジアラムコは23日、輸入各社に12月積みCPを通告した。トン当たりプロパンは前月比60ドル値上げの720ドル、ブタンも70ドル値上げの730ドルを付け、ともに今年の最高値を更新した。プロパン、ブタンともに今年初の700ドル台となる。CPが700ドルを超えたのは昨年10月以来となる。CPの上昇は4カ月連続。
 アラビアンライト原油熱量換算比はプロパン112・5%(先月は109・0%)、ブタン115・6%(同110・5%)。
 CPの上昇は予想を上回る急騰といえる。
 サウジアラビアは、25〜30日にかけ、メッカへの大巡礼(ハッジ)による休暇となることから、24日に12月CPが発表されるとの連絡があったが、1日前倒しの23日の発表となった。


PBN2009-11-30-03

AW
ハイブリッド給湯暖房システム
テレビCM流し本格展開
ヒートポンプ+エコジョーズ

 エア・ウォーターは11月から、自然エネルギー機器・ヒートポンプとLPガス高効率機器・エコジョーズを組み合わせた「ハイブリッド給湯暖房システム」のプロモーションを本格的に展開している。テレビCMを道内民放全局で放映しており、22年度目標台数300セットの販売を目指す。


PBN2009-11-30-04

ホテルに熱融通システム
省CO
推進モデル事業
熊谷市と東京ガス
太陽熱の余剰熱を利用
集熱量変動はGCSで補完

 熊谷市と東京ガスは、国土交通省が公募していた「住宅・建築物省CO2推進モデル事業」に、共同提案プロジェクト「再生可能エネルギーを利用した建物間融通型エネルギーの面的利用による省CO2推進モデル事業」を申請し、5日、採択された。
 同プロジェクトは、東京ガス熊谷支社屋上で、既設の太陽熱集熱器から得られる太陽熱の余剰熱を、新たに敷設する熱融通導管を利用し、公道(市道)を挟んで隣接するホテルのマロウドイン熊谷に熱融通するもの。
 併せて、熱融通の際に必要となる熱媒の温水を運ぶためのポンプ動力の省CO2を実現する太陽光発電パネル、太陽熱の出力変動をコージェネレーションシステムからの廃熱によって補完し、さらなる省CO2を図るためにガスエンジンコージェネレーションシステムを導入する。太陽熱を所有者の異なる民間建物間で熱融通することは、日本で初めてとなる。


PBN2009-11-30-05


三菱重工
空調機器フィルター技術応用
高性能マスクを開発
世界初酵素・尿素でウイルス抑制

 三菱重工業は、世界で初めてタンパク質分解酵素と尿素を織り込んだ、同社独自の「バイオクリアフィルタ」を利用して、ウイルスや花粉などのアレル物質の働きを抑制できる、高性能マスク「バイオクリアマスク」を開発した。同社の空調機器に採用している独自のフィルター技術を応用したもので、インフルエンザや花粉症の予防に大きな効果が期待できる。今後、商品化に向けたモニタリングに着手し、既存の高機能マスクを凌ぐ“携帯空気清浄機”の愛称で市場を開拓する。


PBN2009-11-30-06


次代を切り拓く簡易ガスの力!!

 民生用エネルギーは、規制緩和の進展、脱化石燃料へのシフトなどもあって、歴史的な転換点に差しかかっている。簡易ガスが時代の旗手になるには、これまで以上に顧客維持・顧客創出に取り組み、誰からも信頼され、愛されるエネルギーに成長することが大事。簡易ガス事業が描く新たなビジネスシーンは、ガス体エネルギーがスクラムを組んだコラボ、「環境にやさしい簡易ガスの街」(団地コージェネ)、需要家から愛され、選択されるエネルギーを目指した「コミュニティーガス」の発進など。特に、団地コージェネは、LPガスを燃料とした小型分散型電源(コージェネレーション)を導入し、ガス事業・電気事業・熱供給事業を併せて行う「地球にやさしいLPガスの街」を目指すもので、都市生活の安全保障をも視野に入れているのがポイント。「次代を切り拓く簡易ガスの力」にスポットを当てながら、業界の「環境・進化」などをクローズアップし、環境に適応し力強く前進する簡易ガスの姿を検証した。


PBN2009-11-30-07


選択されるエネに
元気印のモデル団地 ルポ

 簡易ガス事業は、都市近郊の活発なタウン造成を背景に急ピッチで発展し、3月末現在で供給地点群数7817、供給地点数191万戸、総販売量(年間生産量)1億9800万立方メートルまで伸長している。平成19年度からは簡易ガスの愛称を「コミュニティーガス」として、需要家から愛され、選択されるエネルギーを目指している。環境の時代を背景に、地域とともに歩む元気印のモデル団地をルポした。


PBN2009-11-30-08


GHPと厨房・給湯
大型温浴施設に設置
白浜ガス 床暖房、サウナも

 堅田漁業協同組合(和歌山県白浜町、堅田隆弘理事長)は7日、白浜町に「とれとれの湯」をオープンし、空調にGHP計130馬力を導入した。日本3大古湯の町に空調、調理機器、床暖房、温水熱源のすべてをLPガスで供給する西日本最大級の温浴施設が誕生した。LPガス設備の設計・施工とガス供給は白浜ガス(本社・白浜町、岩橋修社長)が担当した。


PBN2009-11-30-09


W発電
提案ノウハウ先取り
キグナス九州地区 異業種の講師に学ぶ

 キグナス液化ガスは16日、福岡市内でキグナスプロパン会九州ブロック会(菖蒲隆則代表幹事)を開いた。テーマはエネファームと太陽光発電。低炭素社会への貢献が期待される新エネルギーシステムに焦点を絞った。演題と講師は▽エネファームの本格普及に向けた事業戦略(村松治郎・東京ガス技術戦略部長)▽太陽光発電とエネファームのW発電普及に向けて(石田建一・積水ハウス温暖化防止研究所長)▽太陽光発電の普及動向と具体的な販売事例(平尾幾夫・トータルクリエイト宮崎社長)。
 村松氏は、エネファームを導入すれば「標準的な家庭で年間5万〜6万円の光熱費メリットが出る」と説明、CO2削減量と発電・電力使用状況の「見える化」で楽しみも提供できると紹介した。09年度に2100台の販売を目指し、10年代半ばには普及期に入ると予想。太陽光とのW発電では「余剰電力1kw当たり当社は10円を補助する方向で検討中」と話した。
 石田氏は、住宅メーカーが提案する新しい家庭用エネルギーとしてのW発電を紹介した。先行している太陽光発電については、アンケートの結果から「83%の人が満足している」と指摘する一方、太陽光発電の普及は家庭内の電化率を増やすので、「ガスにとっての不利な条件を有利なものに変えるには、W発電で光熱費メリットが出るようにするしかない」と強調。W発電はオール電化対策に有効であるとも述べた。


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