2007(H19)年10月1日(月曜)
   第2746号
総 合 面

首 都 圏 版
  • 三ツ輪グループが「環境」前面に高効率機器提案
  • 河原都協会長の叙勲受賞祝賀会に480人
地 方 版
<日連青年部全国大会>香川大会
住 設 供 給 機 器 / 新 技 術
GHPとコ・ジェネ版 GHP出荷実績
19年第一4半期
第12回GHP販売事例論文コンテスト結果発表
先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情 報>
以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです
日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから
  • 9月24日(月) * 休日の為、休刊
  • 9月25日(火)
    * 8月のプロパン出荷、10カ月ぶりにプラス成長 LPガス合計3.0%増
    * コンポジット容器なら輸送時のCO2約1%削減
  • 9月26日(水)
    * 「好きこそ物の上手なれ」テーマに日連青年部が高松で全国大会
    * 川本・日連会長、「青年部の情熱が強い業界をつくる」
  • 9月27日(木)
    * 10kW超コージェネ補助、第1号は富士プロパン瓦斯
    * 8月LPガスCIF速報、小幅下落もt73,173円
  • 9月28日(金)
    * 経済産業省、ガスこんろ全口に安全装置設置義務 メーカーは来春にも対応
    * アストモス、「ちびまる子ちゃん」等でテレビCM
  ご希望の方に見本紙をお送り致します。
    プロパン・ブタンニュースは昭和29年の創刊以来LPG業界とともに歩んでまいりました。
    創刊より半世紀を経、創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。
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2007(H19)年
10月1日(月曜)
第2746号

PBN2007-10-01-01

大賞に石川創造氏(北日本瓦斯)
第13回 GHP販売事例論文コンテスト

 GHPコンソーシアム(横内稔理事長)は1日付で「第13回(平成19年度)GHP・マイクロコージェネ販売事例論文コンテスト」(石油化学新聞社/プロパン・ブタンニュース後援)の入選者・論文を発表した。グランプリ(最優秀賞)には最高得点を獲得した業務用部門にエントリーの石川創造氏(北日本瓦斯空調コージェネ課)の論文「リプレースEHPからGHPへ〈自分なりの精一杯〉」が輝いた。
 石川氏の論文は栃木県大平町の整形外科の空調をEHPからGHP30馬力3台、20馬力1台、13馬力1台にリプレースし、さらに病院の雷雨時の停電を考慮した停電対応型マイクロコージェネ9.9`hを設置した事例。
 病院の増築時のGHP設置などで、ガス空調の良さを理解していた院長が、新築当時に設置したEHPの空調能力に物足りなさを感じており、既存棟の空調をGHPにリプレースした。
 さらに、2年前に増築されたリハビリ・デイケア棟に浴室があることからコージェネを設置し、発電した電気を常用・非常用として整形外科棟に送電するシステムを提案し、採用された。また、環境貢献に理解のある病院ということもあり、GHPとコージェネで病院への通勤車19台分のCO2排出量を削減できることなどを理解してもらったことも決め手となった。



PBN2007-10-01-02

「CO2削減」「災害対応」
30人が日頃の成果発表

 第13回GHP・マイクロコージェネ販売事例論文コンテスト発表会は9月27日午前9時半から、東京・日本橋茅場町の鉄鋼会館で開かれた。会場には発表者30人をはじめ、審査員や応援団、一般聴講者を合わせて全国各地から約200人が駆けつけ、満席となった。
 今年度の公募論文総数は32点(業務用部門22点、家庭用部門7点、産業用部門3点)。このうち30人(業務用部門20人、家庭用部門7人、産業用部門3人)が発表会に臨んだ。産業用、家庭用、業務用の順でハイレベルな発表が行われ、各自が15分の持ち時間の中で、サウジCPの高騰やオール電化攻勢の高まりという逆風の中で、「CO2削減」や、「災害対応」をキーワードにした日頃のGHP・マイクロコージェネ提案活動の成果を、個性溢れる手法で発表した。



PBN2007-10-01-03

小呂島小中学校、貴重な熱源LPガス

 離島の学校でGHPが活躍している。日本海西・南端の玄界灘に浮かぶ小呂島(福岡市西区)の福岡市立小呂小中学校(平嶋一臣校長)では、離島特有のエネルギー事情にマッチしたGHPが夏場の快適な職場環境作りに貢献を続けている。平嶋校長は「対馬暖流の影響を受ける小呂島の夏は高温多湿。職場の暑さとカビ対策が長年の悩みだったが、空調のおかげでずいぶん快適になった」と話している。


PBN2007-10-01-04

千葉、滋賀で無断撤去
法令改正後も電化やり放題

 LPガス設備の無断撤去を禁止する改正LPガス法令が施行した7月27日以降も、オール電化工事に伴う無断撤去事例があることが、このほど分かった。改正法令の周知が徹底されなかったのか、個別工務店の問題かは不明だが、過去には無断撤去で漏洩爆発事故が起きたこともあり、関係者には厳格な対応が求められる。
 千葉県内の販売事業者が8月、電気工事店から供給設備を引き取れとの依頼があったため、顧客宅に出向いたところ、供給設備が無断撤去されていた。顧客に経緯を聞いたところ、顧客は電気工事店に対し、事前にこの販売事業者に連絡するように依頼し、電気工事店も了解したという。しかし、電気工事店は供給設備の撤去や電化機器の設置工事が完了してから、販売事業者に連絡した。
 この販売事業者が、電気工事店に改正法令のことを尋ねたところ、硬質管の取り外しに必要となったLPガス設備士資格を持っていると答えるなど、改正法令を知った上で無断撤去した感があった。



PBN2007-10-01-05

東北石油ガス青森支店
電化普及協力店に
狙いはガス提案機会の拡大

 東北石油ガス青森支店(木村幸雄支店長)は7月に東北電力電化普及協力店「エルパルショップ」となり、本格的に電化機器の取り扱いを始めた。もちろん、オール電化に興味を持っている消費者を早期にキャッチして、ガス機器提案のチャンスを増やすことが主目的だ。同支店グループが9月22、23の両日、青森市のはまなす会館で行った展示会では8台のIHクッキングヒーターを展示、電化リフォームを始めたことを伝えるチラシを配り、エネルギーにこだわらず快適な住空間を提案できる姿勢をアピールした。


PBN2007-10-01-06

滋賀・野洲業界
電化優先の広報に“待った”
市のエコ運動へ緊急参加

 滋賀県LPガス協会守山野洲支部(宇野英之支部長)の野洲地区事業者は9月23日、野洲市の野洲図書館で開かれた「やすやすエコフェスタ」にガスの展示コーナーを出した。同イベントは野洲市と関西電力がエコキュート設置補助事業「やすやすエコ運動」を推進するため開催したもの。野洲地区のLPガス事業者が行政の姿勢に抗議した結果、ガス側にも一定の配慮をする形でイベントが行われた。


PBN2007-10-01-07

中村ホームガス
無断撤去の被害に
電気店の無資格者 補助対象給湯器持ち帰る

 9月中旬、滋賀県で改正LPガス法令(7月27日施行)に違反するLPガス設備の無断撤去があった。オール電化にともなうもので、中村ホームガス(本社・滋賀県日野町、中村幸太郎社長)が被害に遭った。事前連絡なし、設備士資格なし、補助金対象のリース給湯器(エコジョーズ)の持ち帰りと、二重三重に悪質な事例だった。


PBN2007-10-01-08

元気で明るい業界づくりを!
日連青年部全国大会 香川大会

 日本LPガス連合会青年委員会(中島元男委員長)は9月21日、高松市・全日空ホテルクレメント高松で第4回青年部全国大会(香川県大会)を開き、LPガス拡販コンテストの表彰式や体験発表、基調講演などを行い、強いLPガス業界づくりに前進することを誓った。今回は47都道府県協会の青年部を中心に330人が参加した。主催者を代表してあいさつした中島委員長は「容器のデザインコンテストを広く呼びかけ、LPガス業界のイメージアップを目指したい」と指摘。来賓あいさつでは川本宜彦・日本LPガス連合会会長が「青年部の情熱が強いLPガス業界をつくる」などと述べ、元気で明るい業界づくりに邁進してほしいとエールを送った。


PBN2007-10-01-09

SRとWD
水宅配事業で業務提携
専用販売管理システム開発 10月中にも提供開始

 システムアンドリサーチ(本社・横浜市、高橋武夫社長、略称・SR)とウォーターダイレクト(本社・東京、粟井秀朗社長、略称・WD)は9月25日、横浜市中区のSR本社で記者会見し、WDが提供する「富士山の銘水クリティア25」のLPガス業界向け営業をSRが行うとともに、販売代理店向けの専用販売管理システム「クリティア・サーチアス」の構築・提供で、両社が業務提携することを明らかにした。急速に成長する水宅配(HOD)事業。両社の提携は、独自のワンウェイ方式(空ボトルを回収する従来のリターナブル方式に対し、軟質素材ボトルの使用と高い密閉構造で、天然水の鮮度保持と空ボトル廃棄が容易)にLPガス事業者へソリューションを展開しているSRが着目していたことと、WD側も販売代理店の急成長にともなうエンドユーザー数増加で、代理店の作業が膨大になりつつあり、効果的な販売管理・受注システム構築を検討していたことが背景にある。両社の事業展開や方向性が合致したことから今回の提携となった。


PBN2007-10-01-10

経済省
家庭用ガスこんろの安全装置
全口設置を義務化へ
来年10月にも法改正の方針

 経済産業省は、家庭用ガスこんろの全口に、調理油過熱防止装置と立ち消え安全装置の設置義務化を決めた。来年10月にも関連法令を改正施行する予定。年内に開催する審議会で技術基準を固め、正式に決定する。安全装置は現在、1口のみに設置されているのが一般的。未設置側で調理し、てんぷら油火災に至る例もあり、全口設置がこんろの安全性を高めると期待されている。ただ、猶予期間後は、全口設置のこんろしか販売できなくなる。このため、リサイクルショップなどが反発している。義務化対象は、卓上1口型を除く家庭用ガスこんろ。