2007(H19)年1月22日(月曜)
   第2711号
総 合 面
首 都 圏 版
  • IH調理器で火災事故
  • カナジュウ、原料費調達やポイント還元など“攻めと守り”で基盤強化
  • おいで!石岡の酸素バー 茨石商事が「O2」商品を展開
プロパン・ブタンニュースがお届けする連載読み物 
<業界50年・光輝編>
地 方 版
住 設 供 給 機 器 / 新 技 術
  • リンナイ、温水暖房システムを強化へ
  • 18年度省エネ大賞にガスターの「壁貫通型エコジョーズ」
  • <2007ガス機器メーカーの戦略>
    * 高木産業=エコジョーズセット販売へ
    * パロマ=「安全」の本質を見直す
    * 新コスモス電機=品質第一に「快適環境」
GHPとコ・ジェネ版
GHP出荷実績
18年第2四半期
第12回GHP販売事例論文コンテスト結果発表
先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情 報>
以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです
日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから
  • 1月15日(月)
    * 伊丹産業、成果主義基本に「目標完遂」、売上目標1820億円
    * 新日石が賀詞交歓会、西尾社長「量から質への転換を」
  • 1月16日(火)
    * 国土交通省、改造LPG車を認定低公害車へ
    * 児玉・アストモス社長「元売は5グループ以下に集約」
  • 1月17日(水)
    * トーエル、20年度に連結売上高200億円、経常益15億円へ
    * 長野市の居酒屋、業務用IH調理器で火災事故
  • 1月18日(木)
    * 最終段階迎えた保安高度化運動、燃焼器具未交換39万台、M普及率99.5%
    * 省エネ大賞にガスターの壁貫通型エコジョーズなど20件
  • 1月19日(金)
    * Jエナジー、神栖鹿島製油所にLPガス出荷設備建設
    * 新日石、火災発生時の支援協定を川崎市と締結
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2007(H19)年
1月22日(月曜)
第2711号

PBN2007-01-22-01

九州ナンバーワン企業
「エコア」4月誕生
伊藤忠エネHLとイデックス合併

 伊藤忠エネクス(本社・東京、小寺明社長)とその100%子会社である伊藤忠エネクスホームライフ九州(本社・福岡市、糸山正明社長)、新出光(同、出光芳秀社長)とその100%出資会社であるイデックスガス(同、権藤烈社長)の4社は17日、伊藤忠エネクスホームライフ九州とイデックスガスの合併に関する基本契約書を締結したと発表した。合併期日は4月1日。合併新社の資本金は4億8,000万円。出資比率は伊藤忠エネクス51%、新出光49%で、存続会社は伊藤忠エネクスホームライフ九州となる。名称は「株式会社エコア」。イデックスガスの権藤社長が新会社の代表取締役社長に、伊藤忠エネクスホームライフ九州の糸山社長が代表取締役専務に就く。LPガス年間販売量32万dで、九州エリアシェア17%を占める。販売量で九州最大のLPガス企業が誕生する。


PBN2007-01-22-02

IH調理器で火災事故 長野市の居酒屋

 長野都市ガス(本社・長野市、茂木通則社長)が供給する業務用施設に設置されたIHこんろでボヤが発生したことが明らかになった。同社によると、12日午前1時5分ごろ、善光寺近くの権堂商店街のテナントビル2階の居酒屋で火災発生の通報を受け同社宿直者2人が現場に駆けつけたところ、厨房に業務用IH調理器(型式不明)が設置されていた。現場検証中の消防隊員の話では、調理器に芋を煮たままの鍋が放置され、焦げ付いたため警報器が作動したものと見られている。現場はボヤ程度だったが、工作車を含む消防車両5台が出動するなど一時騒然となった。
 同社では、消し忘れに気付かなかったことが事故の最大の要因だが、「ガスであれば炎が目視できるので、容易に消し忘れの判断がついたのではないか」としている。安全機能面でIHの場合、トッププレートのガラス下に熱感知部があるので、鍋の温度が上がって場合でも感知するまでに時間差が生じる。同事故の場合もこの現象が生じたか、鍋底が歪んでしまい熱感知部が接触せずに安全装置の不作動につながった可能性もある。
 幸いにも鍋の中身が芋だったため大事に至らなかったが、「油を多く含む食材あるいは油そのものだったら火災に発展していた可能性は否めない」とする関係者も多い。



PBN2007-01-22-03

LPガス
「設備無断撤去しません」
東北電力 電気工事店と確認書

 東北電力は、IHクッキングヒーターなどを設置する際の電気工事店のガス設備無断撤去をなくすため、電化機器販売に関して契約を結んでいる約3,000の電気工事店と、無断撤去した場合は契約を解除することもあり得るとした「確認書」を取り交わす作業を12月から行っている。


PBN2007-01-22-04

中国業界
対電化、人材育成など重視
2007年、各グループが始動

 中国地区では10日から系列グループの賀詞交歓会が相次いで開かれた。年を追って電化攻勢が強まるなか、各系列とも「グループ結束して電化攻勢に打ち勝つ」と結束力の強化を訴え、共同企画キャンペーンの開催や、人材の育成などを打ち出した。


PBN2007-01-22-05

大分県協
電化対策提言書を作成
会員会社従業員2000人に周知

 大分県LPガス協会(内田剛会長)はこのほど、オール電化の現状や電力側の戦略、ガス業界側が取り組むべき課題をまとめた電化対策提言書を作成し、県下のLPガス販売店従業員約2,000人に配布した。顧客に接する機会が多い現場に至るまで対策のモデルとなる提言書を行き渡らせたことで、従業員の意識高揚や応対力の平準化が期待され、電化対策の進展に結びつきそうだ。協会事務局では「提言書は会員事業者への投げかけ。これをベースに対策を進めてほしい」としている。


PBN2007-01-22-06

信頼回復へ一致結束
九州LPガス業界2007年始動

 LPガス5団体が主催する「九州LPガス業界人賀詞交歓会」が16日、福岡市のホテル日航福岡で開催され、LPガス事業者、機器メーカー、行政担当者ら200人以上の関係者が参集した。主催者あいさつでは権藤烈・全スタ協九州地方本部長が「われわれは一致結束して信頼回復のために最大限の努力をしなければならない」と激を飛ばした。廣田正典・九州経済産業局資源エネルギー環境部長は「構造改善事業を通じ、業界の発展を手助けしたい」と支援姿勢を示し、麻生渡・福岡県知事は「団塊世代の大量退職時代に対応し、高圧ガス保安技術の継承に全力を挙げたい」と07年問題を見据えた保安への取り組みを求めた。石橋良英・全卸九州地方本部会長は「いよいよ九州コラボ設立準備委員会の立ち上げに動いていく」と宣言、賛同を呼びかけた。


PBN2007-01-22-07

リンナイ
温水暖房システム強化
後付け簡単なミスト 対電力の有効策に

 リンナイ(本社・名古屋市、内藤弘康社長)は、深夜電力の影響が少ない“暖房分野”が電化対抗の切り口であるとし、エコジョーズ+ガス温水端末の強化・充実を図る。
 新製品では、5月末に後付け簡易タイプのミストサウナ「シンプルミスト」を発売する予定。浴室内混合水栓の給湯配管から温水ラインを直接分岐するため、大掛かりな工事が不要。メーカーに関係なくガス給湯暖房機が設置されていれば、簡単に後付けできるのが特徴。ミスト噴出口は前面上下各2穴で、左右に振れながらミストを噴出する。暖房能力は4.5`h相当で、希望小売価格は5万円弱に設定する予定。