| 2004(H16)年7月12日(月曜)第2583号 |
| リンナイ GHPとコージェネ発売 アイシン製サポートも万全 リンナイ(山崎善郎社長)は、アイシン精機の業務用GHPとガスエンジンコージェネレーション(GEC)の販売を1日から開始した。次世代型エネルギーシステムと給湯システムをあわせることで、潜在需要を掘り起こしガスのトータル提案をすることが狙い。同社はすでに、アイシンからの供給により韓国でGHP販売を手がけているが、その販売・導入の好調を受け、今回、国内でも販売を開始することになった。 |
| ライフライン遮断したら… LPガス機器の提供を要請 小中学校の9割が回答 日協調査 日本LPガス協会が、近い将来発生する恐れのある東海大地震の防災対策強化地域(8都県263市町村)のうち神奈川、山梨、長野、静岡、愛知五県の115市町村を対象に今年1〜2月に実施したアンケート調査(配布サンプル数2271件、有効サンプル数1288件・回答率57%)の結果から、災害時に電気や都市ガスのライフラインが遮断した際には「LPガス機器の提供を要請する」とした小中学校が全体の9割に上っていることが分かった。 |
| 静岡県西部 ヤマハGHPのリプレースに懸命 GHPのリプレース市場で、同業他社や電気(EHP)との競争が激化するなか、浜松市を中心とした静岡県西部地区では、ヤマハ発動機(本社・磐田市)のGHP撤退による影響が見られる。 ヤマハグループ(浜松市)のお膝元である同地区は、GHPの創生期から工場などへのGHP設置が進んでいた。ただ、多くの事業者は、GHPそのものの評価ではなく、「ヤマハのGHPだから設置した」といった認識が高く、「改めて“YAMAHA”のブランドの浸透性を感じた」(地元事業者)。 稼働中のヤマハGHPは、ほとんど故障がなく、また、GHP拡販に積極的な地元事業者のアフタメンテ体制で、今では「GHPそのものの認識が高まった」ことも事実。しかし、電力料金の値下げなどで「GHPとEHPのランニングコストの比較メリットもあまりない」として、ガス事業者としての姿勢やサービス体制の強化、さらには、東海地区でブランドの高いアイシン製の提案など、様々な活動を展開している。 |
| パロマ東海支店 好評です「出前講習会」 夕方から/少人数もOK パロマ東海支店(永田雅人支店長)が五月から実施している“対電化”をテーマにした「出前講習会」について、多くのガス事業者が高く評価している。社員が講師となり、事業者に出向いて商品説明を行うものだが、「1時間程度の開催や夕方からの開催でも対応してくれるし、平社員のみの参加や少人数でも、ガス機器を持ってきて実演して説明してくれる」(受講経験のある事業者)ということに評価が高い。 内容は原則、ガラストップこんろ「ビストロースター」と業務用炊飯器「まなでし君」の商品説明だが、「講習時間の関係もあり、受講者の希望を最大限考慮する」(同支店)。これは、“対電化”がテーマであるため、200ボルト機器に勝てるガス機器の正しい商品知識が必要として、特に顧客に伝えきれていない商品の特徴を説明する。 |
| なにわ短信 お洒落になりたい ▽…「LPガス業界はもっとお洒落にならんとイカンなあ」と語る卸会社の社長。電気との競合で顧客へのイメージ戦略に頭を痛めている。 「コンビニなんてそれなりに格好良いけど、やってることは乾物屋と同じとちゃうの?」。おっしゃる通り。コンビニは内装や店員の制服で現代的なイメージがするけれど、食品+雑貨の品ぞろえ、小商圏、高頻度少量購入などの特徴を持つ小売店という意味では、限りなく乾物屋に近いはず。 「LPガスもイメージが良くて、価格がまずまずなら、もっと喜んで使ってもらえるんやろうけど」。ボンベにイラストを入れてる業者さんもありますね。 「まずは人のイメージやな。ディズニーランドは掃除の人まで格好良くして、リピーターを増やしてる。宅配便の兄ちゃんも格好良いとまでは言わんけど悪くはないし、ピザ屋なんかお洒落やんか」。ピザ屋はクリスマスにはサンタの格好で配達しますもんね。貴社も真似してみます? 「やめとくわ。あの服で配送したらお客さんが事故の心配しはるやろ!」。お洒落と安心感を両立させる服装、ないものですかねえ? |
| 中国地区5県協会 LPガス利用促進協設立 需要開拓、競エネ対応 中国地区5県のLPガス協会は電力など今後のエネルギー間競争に対応するため6月30日、広島県LPガス会館で5県協会首脳が出席して中国地域LPガス利用促進協議会を設立した。今後、LPガス業界の現状分析、新規需要の開拓など業界挙げて競エネ対策を協議、実践して行く。委員長には中国地区LPガス協会連合会会長の米田正幸氏が就任した。 |
| 活火山 都市ガスの株主総会に ○…福岡県内のLPガス事業者の有志160人が6月29日開催の西部ガスの総会に出席し、同社の経営方針などについて質問した。コンプライアンス(法令順守)についての見解も求めた。LPガス事業者が都市ガスや電力会社の株主となって株主総会に出席し、直接意見を述べるという方法は、今後広がるとの見方を関係者はしている。 西部ガスの総会に出席したLPガス事業者は、主に県協福岡支部のメンバー。県内のLPガス事業者の中にはすでに30万株を保有しているところがある一方、多くは西部ガスの株主総会に出席するため、新たに株を購入。購入規模は1人当たり1,000株から2,000株が多く、中には1万株を購入したケースもあったという。 LPガス業界は、都市ガス業界と一緒になって電力攻勢を阻止する動きが出ているが、北部九州では熱量変換を終えた一部の地域で両者の摩擦が再燃していた。このため、株主総会がLPガス業界の意見を述べる場として選ばれたという。 |