| 2004(H16)年6月28日(月曜)第2581号 | |
LPガスの未来を創ろう![]() コンソーシアム 全国縦断フォーラム開幕 切り札はGHPとMC 全国7会場の先陣を切った大阪会場では、地元の大阪ガスやコージェネレーションの普及に力を入れるミツウロコらが実践事例を紹介した。 大阪ガスエネルギー事業部エネルギー開発部営業開発チーム副課長の竹中聡氏は「エネルギーサービス新時代とガス営業戦略の展開」と題して講演。竹中氏は「GHPビル用マルチはEHPと比べて、環境性能に優れている。当社ではGHPに発電機を搭載した、ハイパワーマルチを戦略機器に据え、積極的な提案活動を進めている」と述べ、GHPの重要性を強調した。 | |
| カナジュウ調査報告 料金を消費者の関心商品に 新体系構築でデータ分析 カナジュウ・コーポレーション(本社・横浜市、牧野修三社長)は、構造改善支援事業の一環で実施していた「家庭用LPガスの『新料金体系』構築のための論理的データの収集・分析」をまとめ、上旬までに明らかにした。一般消費者を対象にLPガス使用実態を調査し、消費傾向を論理的なデータとして明示したほか、ガス使用量を厨房、給湯、暖房帯など用途別に分計したのがポイント。カナジュウでは「給湯特化型など効果的な料金メニューの論拠が報告できた」とし、「従来の料金モデルに拘泥することなく、料金を消費者の関心商品にしていく」などとした。 |
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| 「AW(エー・ダブリュー)・ウォーター」出荷開始 札幌圏、首都圏に製造プラント 12リットル入りボトルを家庭やオフィスに 「AW・ウォーター」はNASA(米国航空宇宙局)が開発した逆浸透膜技術を用いて不純物をほぼ100%除去し純水にした上で、良質ミネラルを付加して安全で美味しい水に仕上げたミネラルウォーターである。ナノテクノロジーを使った技術で作り上げた「水」と言える。 21世紀は「水」の時代といわれており、日本のミネラルウォーター市場もこの10年間でおよそ11倍に拡大している。地球環境汚染が水質悪化を招き、このことがミネラルウォーター市場の拡大に起因していると考えられている。さらに現在では、採水地にも汚染が進み、美味しいといわれた水も必ずしも安全とはいえなくなってきている。 |
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| オールガスPR加速 各地でフェア 消費者に楽しさ伝える オール電化攻勢が強まる北海道市場で、オールガス業界によるアピール活動の輪が着実に広がっている。このほど、苫小牧、旭川でガスフェアが相次いで開かれた。LPガス、都市ガス、簡易ガスという供給方式の枠を越えた協調関係が成立し、事前の準備や当日の集客に効果を発揮し、省エネ型ガス機器の拡販でも成果を上げている。苫小牧、旭川で取材したが、ガス業界の取り組みは単にガス機器を販売する姿勢を前面に出すのでなく、来場者を飽きさせない幾つもの楽しい企画を用意して、日頃のご愛顧に感謝の意を伝えた上で、もう少しガスのことを知ってもらおうとする関係者の真摯な姿があった。オールガス業界によるPR活動はますます加速しそうだ。 |
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| 携帯端末機で業務処理 郡山保安センター 点検調査スムーズに 郡山LPガス保安管理センター(櫛田忠夫理事長)は、点検調査の結果など消費者のデータを現場で携帯端末機を使って1回入力するだけで、自動的にそのデータを委託販売店の保安台帳に加工したり、ガス機器の提案営業のための消費先リストに加工したりできるコンピューターシステムを導入、6月から本稼働を開始した。設備の適・不適を指摘するだけの従来型の保安センターから脱皮する足掛かりになりそうだ。 |
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LPGバスを幼稚園に福岡県スタ協補助金などPR 福岡県LPガススタンド協会(権藤烈会長)は今年度、幼稚園に対象を絞ったLPGバスの提案強化に乗り出す。幼稚園関係者に対しLPGバスが環境や園児の健康にやさしい点をPRし、代替時の採用を働きかける。導入後は園児の保護者に良さを知ってもらうなどLPG車全体のイメージアップにつなげ、一般消費者に向けた普及促進の足がかりとする。 |
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| 嘆願書が奏功 ○…2日に九州ブロックLPガス協議会の総会が熊本で開催されたが、ご当地の協会から興味ある報告があった。 天草地方にある町営住宅が建設されることになった。当地には九州電力の苓北発電所があるせいか、この町営住宅をオール電化とする計画が持ち上がった。 そこで熊本県LPガス協会の牛島弘喜会長と山口吉昭天草支部長が町長に嘆願書を出した。3月のことだ。内容は「生活者の自由選択に委ねられている部分を行政が先行してすることは極めて問題であり、独占禁止法第19条(不公正な取引方法の禁止)に違反している恐れがある」などというもの。 さらにLPガスについて「わが国のエネルギー政策面からしてもクリーン、ハイカロリーなものとして、促進エネルギーとして位置付けられている」と説明、「その他のいろいろな面からみても電気に勝るとも劣らない」として、エネルギー選択を消費者の自由に委ねることを嘆願。他にLPガスが電気以上にクリーンであること、電磁波の問題が世界的に無視できなくなっていること、LPガスが安全で経済的であることなどを訴えた。 結果は−−くだんの町長から天草支部長に「わかった。公平に扱う。オール電化は見合わせる」との回答が寄せられた。熊本のケースは良い先例になった。 |
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| ☆清掃ボランティアに参加 岡山県LPガス協会岡山支部青年委員会(小童哲哉委員長)は13日、岡山市の旭川河川敷で行われた「旭川清流化一斉清掃デー」にボランティア活動の一環として初めて参加し、旭川の清掃に朝早くから汗を流した=写真=。 この清掃デーは地元のFM岡山とコスモ石油が地元のNPO法人「旭川を日本一美しい川に育てる会」と協力して数年前から年に数回実施しているもので、今回、初めて岡山支部の青年委員会も参加した。 「LPガスは地球に優しいエネルギーであり、環境の美化運動には同一行動したほうがいい」(小童委員長)ということと、業界のイメージアップをねらったもの。 当日は朝7時から委員会メンバー18名が参加し、岡山県LPガス協会のネームの入った黄色のジャンパーをはおって、1人2袋のごみ袋に空き缶やペットボトルなど一杯にした。 捨てられたごみのなかにはテレビや自転車の粗大ごみに交じって湯沸し器などもあったという。「初めて参加したが、こんなに無法に捨てられたごみがあるとは知らなかった。清掃が終わった時には環境美化に貢献できたことですっきりした。皆と相談して次回も是非参加したい」(小童委員長)としている。 |
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