(2004/5/31 プロパン・ブタンニュース)
 全卸協「バルク供給実態調査」
卸売業者二極化進む
バルク化率戸数1.5%、供給量7.1%

 全国LPガス卸売協会は昨夏、エネ庁の14年度受託事業として行った「バルク供給システム導入実態調査」を公表した。全国の卸売事業者に13年度実績(ないし14年9月末時点)をアンケート方式で調査し、うち697社(回収率51.3%)から得た回答を集計・分析。さらに、「先駆的導入事業者」にヒアリングした結果をまとめたものだ。報告書は改正LPガス法の施行で誕生した民生用バルク供給が「セカンド・ステージ」にあるとし、推進役である卸売事業者がバルク供給を推進翼にして構造的な変化を遂げつつあることを浮き彫りにしている。報告書によると、卸売業者は全社ベースでも、LPガス部門でも二極分化が進行中で、大規模事業者の台頭が目立っている。バルク導入事業者におけるバルク化割合は、消費者数では1.5%だが、集合住宅用や営農加工、営業業務分野への普及が進んでいるため、量ベースでは7.1%に達した。しかし、現在はまだ試行的・普及拡大中であるため、先行投資に対する回収は2年遅れで進んでいる。単年度ベースでは多くの事業者が赤字を抱え、ローリーなど設備コストも大きな負担となっている。この課題を乗り切るためのキーワードは、多くの推進事業者が「提携による共同化である」と考えている。報告書の概要を卸売業者の変化、経済性・課題という2つの視点からピックアップして紹介する。